セラミックを使った審美歯科治療とは

美しく自然な歯と歯並びにするセラミック治療

私は子供の頃から虫歯になっては歯科を受診していますが、大人になってもあの独特の器具や治療で歯を削る音というのは嫌なものです。

昔治療を受けた時には、詰め物や被せ物といえば金属素材で、口を開けると金属が目立つので嫌でしたが、
最近では人工樹脂を使ったり、セラミックを素材として使う治療もあり、虫歯になる前と変わらないような状態に治してもらえることが多くなりました。

年をとっても自分の歯で食べたいという気持ちもありますし、
美しく健康的な歯をいつまでも保つためには、日頃のケアが大切ですね。

ですが、虫歯や歯周病ではなくとも、歯並びの悪さが気になっていたり、歯が汚れてしまったとか歯の色が白くないといった、セルフケアだけでは改善が難しい歯や歯並びの状態を、美しく自然な状態に改善する方法として、審美歯科での治療があります。

歯並びの矯正といえば、以前は、特別な器具を使用して長期にわたって治療をおこなわなければなりませんでした。
また金属を使用するために、どうしても矯正器具が目立ってしまったり、金属アレルギーが起きてしまったりといったトラブルもありました。

最近では歯の裏側に器具を装着したり、目立たない器具を使ったりすることもあるようですが、審美歯科ではセラミックを使って自然な歯並びや白い歯にする治療が増えてきています。

審美歯科におけるセラミック治療のよいところは、セラミック自然な白さであることや光を透過する素材であること、そして金属アレルギーの心配がなく、耐久性もいいことがあげられます。
ケアさえしっかりしておけば、かなり長期間使い続けられるそうですよ。

セラミック治療の種類

審美歯科でセラミックを使った治療の種類としては、
ラミネートベニア、セラミッククラウン、セラミックスインレーの3種類があります。

ラミネートベニアは、歯の表面をごく薄く削りとり、その部分にセラミックシェルといういわばつけ爪のようなものを貼り付ける方法です。 このラミネートベニアですと、歯を削る部分が少なくてすむので、健康な歯を削ることに抵抗がある方にもいいでしょう。

セラミッククラウンは、被せ物であるクラウン(=王冠)をセラミック素材で作った、差し歯ともいわれる物です。
これは、自分の歯を削る量は大きくなりますが、歯の形や色を自由に変えることができるので、歯並びの悪さを矯正したり、虫歯などで欠けてしまった歯をあたかも自然な歯のように復元することが可能です。

セラミックには、金属を全く使用しないオールセラミックや、金属に焼き付けた物、また人工ダイヤの一種であるジルコニアセラミックや人工樹脂との中間的素材であるハイブリッドセラミックなどといった種類がありますが、前歯の歯並びなどを矯正する際には、金属を使わないセラミック素材にすると、自然な輝く白さを得ることができます。

セラミックスインレーとは、セラミックを使った、詰め物で、主に虫歯の治療の際に使われています。
セラミックを使うことで、人工樹脂の詰め物よりも変色しにくく、金属のような硬度も得ることができます。

虫歯や歯周病の治療によって詰め物や差し歯を使う場合、人工樹脂や金属といった保険が適用される素材もありますが、審美歯科でのより歯を美しくしたいといった治療の場合には保険が適用されませんので、治療前に費用などについて確認しておくのがよいでしょう。

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