審美歯科できれいな前歯に

審美歯科で前歯を治療すると、口を大きく開けた会話や笑顔が怖くなくなります。
というのも、虫歯や大きく欠けてしまった前歯や歯並びがよくないとどうしても口元が気になってしまい、思いっきり笑うことをためらってしまったり、表情ばかりでなく、なんとなく気持ちまで暗くなってしまいます。

テレビの芸能人や雑誌のモデルなど、笑顔が素敵だな、輝いているなという方の口元をみてみると、白くて美しい歯の方が多いですね。
自分もこんな前歯だったら思いっきり口を開けて笑えるのに・・・という気持ちになります。

審美歯科での前歯の治療は、単に虫歯の治療、歯並びの矯正というだけではなく、美容的にもとても関心の高い歯科治療といえそうです。
実際、「前歯の審美歯科治療をおこなった患者さんは、治療前に比べ、みなさん表情が明るくなりました」と多くの歯科医師さんが感じているようです。

一般的な虫歯による前歯の治療では、ごく小さい虫歯ですとレジンという人工樹脂(プラスチック）を詰めて治療終了になるようです。
大きな虫歯の場合や、前歯が割れたり欠けてしまった場合には、歯を修復する方法として、クラウンという被せ物で治療をおこないます。

クラウンの素材にはレジンやセラミックを使用しますが、審美歯科治療ではセラミッククラウンが主流になっているようです。

レジンを使った治療は保険適用範囲内で受けられるので費用の面では助かりますが、レジンを使った詰め物ですと、数年で変色してしまうので、詰めた箇所とそれ以外の部分の色の違いが目立ってしまったり、摩耗によりとれてしまって再度治療をおこなわなければいけないことがあります。
レジン素材の差し歯の場合にも、変色や耐久面が劣るという点は詰め物の場合と同じです。

一方、セラミックの場合には光の透過性があり、自然な輝く白さで他の歯との違和感も少なくなります。また、強さもあり摩耗が少ないので長持ちします。

審美歯科では虫歯の治療以外に、前歯の歯並びを治す場合にもセラミックを使った治療があります。

これは歯を削り取って、美しい前歯になるように大きさや色を調整したセラミックの被せ物を使うのですが、この場合には健康な歯を大きく削らなければいけません。
他に、ラミネートベニアといういわば付け爪のようにセラミックを貼り付ける治療法もあり、この場合には歯を削るのは少なくて済みます。

このように考えると、審美歯科でセラミックを使った前歯の治療は美しさや耐久性の面からもとても優れているのですが、美しさに重点を置いた治療になるため保険が受けられませんので、費用も高価になってしまいます。

審美歯科では治療前にカウンセリングを行っているところが多いので、どのような治療なのか、費用はどの位かかりそうなのかをよく相談してから決めるとよいでしょう。